お金だけを論じてもダメ

いくつかの県議会で「お茶出し」役の必要性が論じられている。

議会にはお茶出し専任の職員がいるらしく、

年間何百万円からの予算が投じられているという。

これは税金の無駄という感じで取り上げられるのだが、

本当にそうなのだろうか。

この話は「女性にお茶くみをさせるな」というジェンダーの話と、

税金の節約という話がごっちゃになっている。

「女性にもちゃんとした仕事をさせろ」といったとき、

お茶くみはしょうもない仕事なのかという話になる。

これも大事な仕事の一つではないですか。

それに、お茶くみの仕事を廃止したら、

「私たちの仕事を奪うな」と思うはずだ。

「この仕事ならできる」という人がいるのだ。

お金の面だけ見ていたら、わからないことはいっぱいある。