電子書籍の未来

電子書籍の売上は昨年度比で27.1%増の1909億円
になったのだそうだ。
意識調査によると、電子書籍を使いたいと思わないという
消極派が62%もいるという。
10代20代は積極派が約6割、年齢が上がるにつれて
消極派が多くなり、60代と70代以上は7割になるという。
ある程度、予想された結果だが、若い世代でも積極派が6割というのは
意外な感じがした。
あれだけデジタルに親しんでいる世代なのに、
本は紙がいいというのだ。
まあ、ほとんど本を読んでいないから、ということなのだろう。
これから教科書もデジタルになるだろう。
そうなったとき、本とは電子書籍を指すことになるだろう。
本はいまのレコードみたいな存在になり、
ある一定の需要を満たすだけのツールになる。
日本は紙の原料となるパルプを輸入に頼っている。
紙の使用量が減ることはマクロ的にはいいことだが、
印刷所や紙の流通にかかわる企業にとっては困ることになる。
そこでキーワードになるのは、持続可能性ということだ。
本で持続可能性があるならそれでいい。
そうでないなら、どんどん電子書籍にしていくべきだね。