企業の不祥事とラグビー

東芝に続いて、神戸製鋼にも不祥事が明るみになった。
なんでこの2社をとりあげるのかというと、
2社ともラグビーの強豪チームを持つからだ。
不祥事が発覚すると、社会人スポーツというのは、もろに影響を受ける。
プロ選手よりも社員選手のほうが多いからそうなるのもしかたない。
チームはがんばっているのに、親会社の不祥事に影響を受ける
事態になっていることは大変残念だ。
この2社はチームの存続が危ぶまれるということには
おそらくならないだろうが、活動規模が縮小されることは
十分考えられる。
新入団選手やプロ選手を採らなくなったり、遠征費などいろいろな
経費を削減するように求められるかもしれない。
そうなることを考えると、やっぱりラグビーも野球やサッカーと同じように
地域に密着して、独立していけるようになるのがいいのだろう。
欧州型のスポーツクラブだけが答えではないが、
一社のスポンサーの動向に左右されない環境をどうつくっていくか。
2社の不祥事はそんなことを考えさせてくれる。