電子書籍で二重に使用料

書籍の制作の上で納得いかないことはたまにあるが、
最近特に気になっていることがある。
最近は電子書籍を紙の本と同時に制作して売っている。
たとえば、紙の本で写真を借りたとき、その使用料として
いくらかのお金が必要になっている。
それは当然なので、OK。
問題は電子書籍の場合の扱いだ。
写真を提供するところの多くが、電子書籍にもお金を
払えといってくるのである。
メディアが違うから、というのが理由だと思うが
なんとなく釈然としない。
内容はまったく同じで、紙と電子書籍という、表示方法が
違うだけだと、私は思うからだ。
テレビ番組をテレビで見るか、ケータイで見るかの違いと
同じようなものだと思うのだ。
この点は出版業界や周辺業界も手探りの状態だと思うのだが、
まったく同じ内容のものを世の中に提示するのに
二重に制作費がかかるのはどうかと思う。
私らのライティング費用や編集費が二重にかかったら、
これはエライことになる(それならそれでうれしいが)。
写真提供者には再考をお願いしたいと思う。