やってもらうより、やったげる

あるときの自分の誕生日、私にポンとこういう考えが下りてきた。
誕生日というのは、自分が祝ってもらう日ではない。
生まれたことや生かされていることに感謝する日だと。
それから十数年たった先日、サッカーの長谷部選手が
ヨーロッパでは、自分の誕生日に周囲の人に感謝を伝えるために
周りの人にプレゼントをする習慣がある、と語っていた。
とてもいい習慣だと思った。
SNSを見れば、自分が祝ってもらいたい人であふれている。
自分がどんな祝い方をしてもらったかを披露することで、
「こんなに周りから必要とされる自分」をアピールできるからだ。
そういうのはクソだと思っている。
やってもらうことばかり期待すると、
やってもらえなかったときに不満が出てくる。
そんなことよりも、自分がやってあげたほうがいいんじゃない。
「自分さえよければいい」
これが自分が苦しむ最大の要因だ。
そういうのから一回脱出したら、いいと思う。