大白雪姫

職業柄、差別用語には敏感なつもりだ。
差別用語というのは、法律で使ってはいけないと決まっている
ものではない。表現の自由憲法に保障されている。
メディアが自主規制しているに過ぎないものだ。
なぜ自主規制する必要があるかというと、関係者から
是正の指摘がくるからなのだ。
差別語に「こびと」がある。
ディズニーの「白雪姫」は、もともと白雪姫と7人の小人だった。
(もとをただせば、「白雪姫と7人の妖精」らしいが。)
こびとというのが差別語だというので、
「7人のおじいさん」とか「7人の妖精」などとも
呼ばれたが、最近では7人のうんぬんは取れて、
たんに「白雪姫」となった。
小人がいけないなら、
「大白雪姫と7人のおじいさん」
にしたらどうか。
「こびと」に見えるけど、あれは白雪姫がめちゃでかいだけ、
ということにするわけだよ。
それにしても不思議なもので、「こびと」はNGでも、
「巨人」はOKなんだよね。
ディズニーのアニメでも巨人はどうどうと出てくる。
こびとも巨人も似たようなものだろう。
何がOKで何がダメなのか、自分の頭で考える必要があるね。