幼稚

24日はプレミアムフライデーなのだそうだ。
これは政府の働き方改革の一環なのだろう。
月末の金曜日は午後3時に退社して、遊びましょうってこと。
昔はこんなものを設定しなくても、
適当な理由をつけて、「取引先から直帰します」とかいって、
さぼることができた。
でも、こんなのを政府が提唱しないといけないほど、
さぼれなくなっているんだなってことだね。
いまの人はまじめすぎるのかもしれない。
私も会社員時代はよく直帰したものだ。
それに、できるだけ早く帰ろうとした。
独身時代は合コンにもよく出かけたので、
そのときは仕事がはかどること、はかどること。
社長より早く帰るのは常だったし、社長に手伝ってもらう
こともあったぐらいだ。
でも、上司が残っているのに自分だけ早く帰れないんだってね。
昔の価値観では、たくさんの時間をかける人が仕事熱心である
という評価になるんだけど、いまはたくさんの時間をかけるのは
仕事ができないという評価になる。
仕事が好きで面白くて夢中になれるならとことんやればいいが、
そうでないから帰って別なことをしたほうがいい。
一律にこの時間に帰りましょうっていうのは、ちょっと幼稚だね。
まあ、そうでもしないと習慣を変えられないってことなんだけど、
政府におぜん立てしてもらわなきゃいけないようじゃあ
情けないなあと思う。