「父兄」は死語なのか

近年、学校等で「父兄」という言葉を聞かなくなった。
変わって使われているのが保護者だ。
父兄は父と兄なのだが、いまは母親の存在感が大きい。
そのため、父兄というのが保護者を表す言葉として
あまりそぐわなくなっているのかもしれない。
いじめや進学、幼児教育についても、子どもに関する問題には
ことごとく父親不在を実感する。
そういうのもあって「父兄」が使われなくなったんだろうな。
もうひとつ理由があるとしたら、父親がいない家庭もあるから
というのがあるのかもしれない。
いまは「父親参観日」と銘打たず、「土曜参観日」と言ってたりする。
父親がいない家庭に配慮してのことだ。
こういうきめ細やかな配慮をするのは
いかにも日本人らしいね。
それにしてももうちょっと父親が存在感を示さないとね。