長女の変化

長女が通う幼稚園で催される「もちつき参観」に行ってきた。
年長のお父さんたちがもちをついてくれるのを見ながら、
教室でもちを食べたり、遊戯をしたりする。
もちは食べておいしかったが、気になることがあった。
帰りの会」をやっているとき、みんなは座っているのに
長女がひとりだけフラフラと立ち歩いていたからだ。
自宅に帰って長女に聞いたら、
「忘れ物がないか気になって、ロッカーのほうを見てた」という。
でも、それだけじゃないような気がする。
6月にも父親参観があったが、そのときはきちんと座れていた。
今回の「立ち歩き」を帰って妻に話すと、
秋の母親参観のときも長女が立ち歩いていてびっくりしたというのだ。
確かに私も10月ぐらいから長女の変化を感じてはいた。
とにかく、ベタベタしてくるし、たまに手を出してくるときもある。
大きな声を出すこともあれば、ぐずりがひどいときもある。
それに対して、こちらも強く叱ることもあった。
いろいろ総合すると、長女の変化は子どもが生まれることの
不安感などで情緒が乱れているのではないか。
変わりだしたのが、妻の妊娠が判明した秋以降のことなのだ。
私は室内にばかりいてストレスがたまっているのかと思い、
休日は外で発散させようとしたが、このころから、
あまり公園にも行きたがらなくなっていた。
自宅に帰れば、また乱暴に走り回るので、単に体力がついてきて
発散したいのかと思ったらそうではなかったのだ。
母親に抱っこもしてもらえないし、このまま赤ちゃんが生まれたら、
ほとんど相手にしてもらえないのではないかと無意識に感じても
おかしくない。公園に行きたくなかったのは、ずっと母親を
感じていたかったのだろう。
その不安感のぶつけ先を父親に求めたのだが、
父親もなんだか急に厳しくなった気がする、
そういうことだったんじゃないかなあ。
母親はいつも疲れていて甘えられないし、
父親は厳しくなるで、ダブルでつらい状況だったのだ。
そんなことを思ったので、もっと子どもたちをケアして、
他のことは、多少は目をつぶろうと妻と話し合った。
できる限り抱っこもしてやるし、多少の甘えも許すことにしよう。
落ち着いてきたらしっかり言って聞かせればいいのだ。
どれぐらい厳しくしつければいいのか、本当に迷う。
厳しくするのが本人のためとは思うものの、
周りの環境が変わって、不安感から本人が思ってもみない
行動を取ってしまうこともあるのだと思う。
大事なことは、子どもをよく観察し、ときには子どもと一緒にいる人と
相談し、チームで育児をしていくことだと思う。
そのことに気付けたので、参観に行ってよかった。
第3子の誕生まであと3か月弱。
長女、次女にしっかり目をかけてやりたい。