「隠ぺいを処分」でどう変わる

大阪市および大阪市教育委員会は教師が
「いじめ隠蔽」を行った場合には懲戒処分するということを
大阪市いじめ対策基本方針」に明記し策定したという。
これがどういう結果になるか、注目したいと思う。
「いじめゼロ」を掲げると、現場から報告が上がってこなくなる。
いじめで問題が起こったら処分するというのでは、
いじめを隠そうという方向に努力しようとする。
そうじゃなく、隠すのが悪い、どんどん表に出せという
やり方は正しいと思うのだが、どうだろう。
教師を追い詰めたって何もいいことないからね。
教師、親、地域が一体になって見守っていかないとね。
そのためにも、子どもには相手に対して
「嫌だ」「やめて」と言ってほしいし、
それができなかったら、「嫌なんだけど、言えない」ということを
自分以外の誰かに伝えてほしい。
本人が「自分はいじめられている」といえば、それですべて
いじめがあったということになる。
いじめられることは恥ずかしいことでもなんでもない。
いじめる側が恥ずかしいんだからね。
あとは大人が「いじめられている」と子どもがいったときに
どう適切な行動がとれるかだね。
そこで「そんなことでへこたれるな」と言わないように、
子どもの側に立った対応をしてほしいな。