違いが価値を生む時代

旅行業界はいま違いを価値とする時代に入ってきたらしい。
どの観光地に行っても同じものが買える、同じ料理が出てくる
といったことから抜け出そうとしている。
違い自体が価値になる時代なのだね。
それは規格大量生産が全世界を覆いつくしたからだ。
違いがあれば、同じであることを求めるようになり、
同じになれば、差異を求めるのが人間というもの。
その意味でいけば、やっぱり障害者なんかもたんなる違いを持つ
人たちであり、その人たちの声を聴くことに価値があるって
ことになるんだと思う。
教育だって、発達障害を持つ子を単なる違いとして認識して、
そのうえで何が必要かを考えて支援していくべきだろう。
いまの若者が地元志向がとても強いというのは、
自分が育った環境が違いを生んでいることを知っているから。
やっぱり自分が育ったところ、住んでいるところを
よく知らないといけないね。
そうでなきゃ、外国人と話もできないよ。