野球の競技人口が減っているという。
子供の数自体が減っているのだから、当然といえば当然。
子供人口の減少以上に競技人口が減っているなら問題だ。
近くの小学校の野球チームも広域から選手を集めていて、
同じ学校の子と別のチームに対戦することがあるらしい。
子供を取り合いになっているのだね。
公園でキャッチボールができなくても
学校でドッジボールをやれば投げる肩はできる。
問題は子供が外で体を動かしたいかどうかってことだ。
いまの子は私たちのとき以上にゲームに忙しい。
スポーツをしたい子を増やさないといけないんじゃないか。
そう考えるとやっぱり芝生。
私は小学校でソフトボール、中学以降はずっと野球をやったが、
たのしい思いは少ない。
それは地面が土だったことも影響が大きいような気が
いまとなってはするんだよなあ。
ニュージーランドのある高校は1200人の生徒がいて、
スポーツクラブに入っている子が1100人だって!
運動部か文化部かの二者択一ではなく、どっちもやる。
季節ごとにいろんなスポーツをする。
ラグビー部なんか5軍まであるらしい。
楽しくプレーするなかから、もっと上を目指そうという
もっとうまくなりたいという子が出てきて努力する。
最終的には日本の昔の根性主義と変わらないやり方で
ハードにトレーニングしているんだよね。
つまり、レクリエーションとしてのスポーツから、
勝利至上主義のスポーツまでいろいろな階層が
ひとつの学校のクラブにある。
日本は勝つためのスポーツしかないから
ハードな練習をみんなに課すから、面白くなくなって
続ける子がどんどん減っていく。
勝つためのハードな練習を、ハードな地面でやっているんだから
おもしろくなくて当然かもしれないね。
せめて小学生の間は、芝生の上で楽しみながら
スポーツをプレーしてほしいな。