障害の程度

障害者を健常者と同じように扱うのがいいのか。
大変難しい問題だね。
「差別をしない」というのを「健常者とまったく同じに扱うこと」
と勘違いしている人が多い。
そうではないよね。
障害者とひとくくりにいっても、個人でかなりの程度差がある。
「健常者とまったく同じに扱ってくれ」という障害者もいれば、
「できるだけ支援してほしい」という障害者もいる。
後者の人を健常者とまったく同じに扱うのは酷だろう。
もちろん、本人ができるだけ自立の努力をするべきだけど、
それを超えたところで、どうにもならないすき間を埋めるのは
社会保障の部分であるべきだ。
障害の程度の違いを知るには、コミュニケーションをとるしかない。
その上で、どの程度の支援を必要としているのか見極め、
必要なぶんだけ支援するというのがいいと思う。