休みの多い会社

ある出版社のうわさを聞いた。
その出版社の編集者は10万部のヒット作をつくると、
4週間の有給休暇を与えられるのだという。
10万部というと、好調な出版社だと年に数本生み出せる。
これはいいシステムだなと思う。
その版元の社員さんはその休暇で四国のお遍路に行ったという。
そこで得たヒントをもとにまたいい企画が生まれれば、
好循環が得られると思う。
この出版社は水曜日は半ドンだという。
つまりは、午前中のみの仕事だというのだ。
こういう会社はあまりない。
最近、残業禁止の曜日を設けている会社はあるが、
半ドンの日があるのはめずらしい。
編集者の仕事というのは、時代をつかむ企画力が勝負だから、
机に張り付いていただけでは何も生まれない。
それをわかっている会社は、社員が会社の外で遊ぶのが
よい仕事を生むもとだとわかっているんですね。
私も自主的に水曜日の午後は休みにしようかなあ……。