挑戦

いま次女と長男が通う幼稚園の教えをテーマにした
企画を出版社に提示している。
「いまの世の中は、数字など目に見える結果だけを追い求め、
分かりやすい成長ばかりを子どもに求めている。
そうではなく、目には見えない根っこを鍛える教育をする」
というのがこの幼稚園のコンセプトだ。
これを聞いた各出版社の編集者さんたちの反応はこうだ。
「有名小学校に何人も入っているとか、入園倍率が何十倍だとか
そういうわかりやすい結果が出ていないとね……」
「数字など目に見える結果だけを追い求め」るという、
いまの世の中の風潮のアンチテーゼとして出版するといっているのに、
編集者自身がこれまでと同じ、わかりやすいやり方に固執している。
発想がどうにも凝り固まってしまっていて、どうしようもない。
これを説得するのは至難の業だ。
でも、あきらめないよ。
こういう世の中の悪しき風潮に挑戦すること自体が
オモロイんだから。