いろんな「箱」が必要

昔って、映画の2本立てってあったよね。
90分から120分ぐらいのものを2本流していた。
いまから25年ぐらい前には存在していたのではないか。
私が本格的に映画を見るようになってからは、
2本立てはなくなっていた。
1本90分としても2本で180分。3時間だ。
120分なら4時間だ。
これだけの時間を持てる人が減ったのが、
映画の2本立てがなくなった理由かな。
これだと、2本立ての2本目なら成立していた企画が
通らなくなってしまう。
そこで客数を減らした映画館が出てきた。
それがシネマコンプレックス、いわゆるシネコンだ。
そんなにたくさんのお客を呼べないけれど、
低予算でつくれるから成立するという企画はある。
活字もそうだけど、「箱」がないと表現できない。
いろんなレベルの箱があるというのが文化の豊かさだね。