いつでもはじめられる

「30歳転職限界説」なるものがあるそうだ。
30歳までに転職しないと難しいよ、ということ。
これは本当に当てはまるのか?
30歳までじゃないと中途採用しない会社も多いが、
それは「私たちがやっている仕事は高度ですから」
ということが言いたいだけに過ぎないのだ。
実際、40歳から医者になる人もいるし、
60代で弁護士になった人もいる。
こんなの専門職の最たるものでしょう。
だから、時間さえかければどんな仕事だって
だいたい普通にできるようになるのだ。
ライターという職業にとって「30歳転職限界説」は
まったく当てはまらない。
いくつになってもライターに転職できる。
持って生まれた文才なんてものはない。
量をこなせば、普通に書けるようになる。
才能があるとしたら、量をこなせるということくらいだ。
量をこなせるということは、書くということを
やっていて楽しいと思えるということだ。
ここでいう楽しいとは、充実感を得られるということ。
書くことで充実感を得られるなら、
量をこなすことができ、技術を身に着けることができる。
人生80年。
40歳からはじめても、残り40年も修業できる。
どんな職業でも、いつからでもはじめられる。
そう思っていると、いろいろなことに興味が持てるのだ。