税金指南

会計事務所に勤める友人と久しぶりに食事に行った。
彼は叔父さんの経営する会計事務所の取締役となり、
今後も岡山で会計の仕事をするようだ。
東京の顧客も持っているので、ときおり東京にやってきては
かつての東京の友達と飲みに行くらしい。
私も知っている彼の友達であり、先輩が離婚した話、
私の経費の扱いについての話などした。
顧客から節税と脱税の間の相談を受けるらしい。
グレーゾーンでなんとかうまくやれないかというのだ。
だが、彼はこういう。
「法廷速度が80キロのところ、100キロで走っても
つかまらないかもしれない。
でも、だからといって100キロで走っていいとはいえない」
そりゃそうだ。
公認会計士事務所というのは、会社の会計におすみつきを与えるもので、
脱税の指南をする機関ではないのだからね。
顧客満足を履き違えて脱税指南をするところのあるのだろうけど。
私もうまくやろうなどと思わず、収入を上げて
たくさん納税できるようになりたいものだと思った。