体力勝負

子どもを育てるなら、若いうちがいい。
親の体力があるうちにな――。
結婚前にそんなことを言われてピンとこなかったが、
いまはそれをいやというほど痛感している。
子育ては体力勝負だ。
子どもは、「止まったら死ぬ動物」だと思っておいた
ほうがいいと思うぐらい、常に動いている。
じっとしていることができない。
まとわりついてくる。
四つん這いになると、乗っかってよいサインだと
認識し、必ず上に飛び乗る。
30代半ばになると、体力の衰えを痛感し、
スポーツをはじめる人は多い。
私はスポーツをする時間はないので、仕事で時間があるときは
取材先まで1時間ぐらいなら歩いていく。
子どもと一緒に遊ぶことで運動している。
そうやって遊ぶと、夜はぐったりするので、
最初のうちは夜7時ごろに子どもが寝るのに合わせて
一緒に寝てしまい、朝まで起きないこともあった。
最近は慣れてきて、だいたい夜中に一度は起きる。
土日の体力的な疲れを平日でとり、
平日の神経と頭の疲れを土日でとっている。
それでも平日も午後1時半になると、眠くなってしまう。
もっと体力をつけないといけないな。