V5達成!

大学ラグビー日本一を決める、
全国大学ラグビー選手権大会決勝が行われた。
帝京大学が粘る早稲田大学を振り切って、41対34で
勝利し、連続優勝記録を5に伸ばした。
帝京ラグビー部が初めて決勝進出した6年前、
国立競技場で観戦し、翌年も観に行って初優勝。
それから後に4回も優勝を重ねたのだ。
これは本当にすごいことだと思った。
今は練習方法などの情報格差がないため、
どのスポーツの世界でも5連覇というのは
本当に難しいのだが、それも毎年選手が入れ替わる大学スポーツで
毎年頂点に立てるのはすばらしいとしか言いようがない。
この日の試合も、準決勝で出たラインアウトのミスを
きっちり改善できていて、練習の成果を垣間見ることができた。
私のようなラグビーの素人でも、
試合を重ねるごとに、課題を克服しているのがわかる。
試合のあと、しっかりコミュニケーションをとって、
何が悪かったのかちゃんと確認しあっているんだろうね。
何よりも思ったのは、基本プレーの確かさ。
はたから見たら、つまんないと思えるような
基本の反復練習を死ぬほどやってるんだろう。
だから目立ったミスもなかった。
王者が完璧なゲームをしたのに、それでも1トライ差まで
迫ってくる早稲田もハンパなチームではなかった。
選手の身体は帝京より明らかに小さいのに、
ファイトする姿勢が尋常じゃなかった。
特に、バックス陣の岡田と荻野には鬼気迫るものを感じた。
後半トライを重ねて肉薄したときの気迫は、
すべての大学チームが見習うべきだと思った。
こうやっておもしろくて、高レベルのゲームを続けていけば、
大学ラグビーのレベルもどんどん上がって、人気も出て、
日本代表も強くなっていくだろう。
帝京のメンバーにはどんどん日本代表に入ってほしいものです。