11日に長女、次女の通う幼稚園で、
土曜の父親参観として餅つき大会が行われた。
毎年、年長の子の父親がつくのが決まりだ。
私は何度か餅つきをやったことがあったので、
主につくほうにまわった。
もち米60キロを6つの臼と杵でつくのだが、
最初たくさんのお父さんたちが集まったので、
「これなら楽勝!」と思ったが、そんな簡単ではなかった。
後半になり、餅が蒸し上がるピッチが早くなってくると、
体力は落ちているのに、杵を振り上げる回数は増えて疲労した。
で、やってると、臼の中で餅をこねる役割のお父さん2名が、
「米が餅になる瞬間がわかる!」というので、
私もやってみたくなり、実際にやってみた。
これがなかなか難しい。
十分につきあがった箇所もあれば、まだ粒がのこる箇所もある。
ムラができてしまうのだ。
あまりつきすぎると、餅にコシがなくなるのでサジ加減がいる。
でも、確かにつるんとした餅になる瞬間は実感できた。
体力的にはしっかり疲れたが、想像以上にたのしかった。
もう完全に子どもに戻った感じ。
帰宅して妻が、
「あるママさんから、旦那さんがんばってるねと言われた」
というのである。
「がんばっているね」「大変だね」と言われると、いつも違和感がある。
何かつらいのをがまんしてやってるね、と聞こえるんだけど、
自分はがんばっているつもりは毛頭なく、
たのしかったから夢中でやっているだけなのだ。
遊びの延長といってもいい。
ママさん25人の中で、1人だけ父親として懇談会に
参加したときも言われたが、そのときもいい話が聞けて
とてもためになったし、おもしろかった。
面倒だと思ったらすべてが面倒。
でも、おもしろいと思ったら、すべてがおもしろい。
そう思えるようになったのは、いつ死ぬかわかんないから、
なんでもやってみようという考えをもつようになってから。
この調子で今後も子育てを続けたい。