いつかは書けるだろうと思っていたけれど、
あれから丸3年。ついに4大会ぶりに勝ちました。
前半に4トライ、後半にも1トライを加えての快勝でした。
準決勝で京産大の厳しいタックル、ボール争奪戦で疲労があるかと
思いましたし、3連勝で勢いに乗る明治相手でしたが、杞憂でした。
印象に残ったのは、前半にとった1つ目と4つ目のトライでした。
1つ目は、ラインアウトのボールがジャンパーの手の上を通過して
取れず、そのこぼれ球に反応した押川選手がトライしたもの。
4つ目は、相手のフラットなロングパスをインターセプトして
ウイングの白國選手がトライしたもの。
どちらも幸運がもたらした偶然のプレーのように見える。
だけど、私には彼らが想定していたプレーに見えた。
いつもどこかで「こういうことがありえる」という可能性を
頭に入れて練習しているのだろうなと思った。
そうでないととっさに体は動かない。
偶然に見えるプレーこそ、日頃の練習での意識が生かされる。
あらゆる可能性を頭に入れるには、自分の頭で考えることが必要だ。
そして自分の頭で考えたことを実践することが
許される雰囲気がそのクラブにないといけない。
言われたことをやっているだけでは、彼らのようなプレーはできない。
改めて彼らがつくってきたクラブの文化の素晴らしさを感じた。
一時の勝敗など時が経てば誰もが忘れる。
でも、彼らがクラブ活動を通してその文化の中で
学んできた物事に対する姿勢は忘れようがないはず。
そうして人をつくってきたことがこのクラブの価値ではないかな。
おめでとうございます!
そして、ありがとうございます!
よいものを見せていただきました。