利子を食べる

土用の丑の日が迫って来ていますが、
この先、ほとんどウナギを食べることが不可能になるんではないか
と言われています。
今年のワシントンン条約会議では、ウナギは絶滅危惧種に指定され
なかったのですが、3年ごとに行われる会議で、次回、指定されると、
漁獲量規制がかけられる。
つまり、3年後にはほとんど食べられなくなるかもしれない
ということのようなのです。
しかも、今すぐウナギをとるのを止めても、個体数が復活するかどうか
わからないというのです。そこまで減っているわけです。
いま世界中を駆け回って、主に商社が日本に輸出できる
しらすウナギを探している。
食べられなくなると聞くと、今のうちに食べておかなきゃとなるのですが、
私はそうは思いません。
自然からいただく資源は、やっぱり元本と利子の考えでいくべき。
元本はそのまま残しておいて、増えた利子分だけを食べていくということ。
これは森林資源にも言えることですよね。
いまやファストフード店でもウナギを出している。
将来に渡って、ウナギを食べられなくしていくための?努力?を
しているのは、無邪気に安くてうまいものを求める、
私のような一消費者なんですよね。