長女のフォロー

長女はたまに家族のフォローをしてくれるという
優しい一面を持っている。
普段は甘えん坊だったり、聞かん坊だったり、粗野な一面があったりする
のだが、最近こんなことがあった。
次女が「食べない!」といって、自分のご飯が入ってる器を
ひっくり返したことがあった。
食べ物に厳しい私は、烈火のごとく怒り、怒鳴りつけた。
テーブルをバンバン叩くほど、トラウマになるぐらいの程度でだ。
その時長女は、
「まだ2歳なんだから、わからなかったんだよ」
といった。
聞けば、妻にも「まだ2歳だから許してあげて」というそうだ。
先日は私と娘たち2人の3人でクリ拾いに出かけたとき、
私が出かけに玄関で妻にビニール袋を所望した。
そのビニールを現地で開いてみたら、ものすごく小さかった。
栗のイガが思いのほか大きく、4つしか入らなかった。
そのとき私が、
「もっと大きい袋渡してくれたらよかったのにー」
というと、
「ママは何を入れるかわからなかったんだよ。
何を入れるか言ってから袋もらえばよかったね」
というのである。
確かにそうだ。
どんぐりを入れるなら十分な袋だった。
妙に冷静で客観的なときがあるのだ。
そして、母親や妹をフォローする。
そういう優しい心を父親にも発揮してくれたらいいのだが。