時間が経つのを待つ

子どもはどうしてもその時にはその気になれないことが
あるようで、少し時間が経つと気持ちの整理ができて、
言えなかったことが言えたり、できなかったことができたりする。
4歳の次女は、それがよくわかる。
長女と次女が遊んでいて、なんだったか忘れたが、
私が見ていないとこで、誰かが悪さをしたようだった。
どっちがやったのか問い詰めたが、どっちもやっていないという。
長女の様子からして、次女がやったのだということは
だいたい察しがついたが、どうやって認めさせるか。
いろいろ問答した末、私は
「じゃあ、あとでなら本当のこと言える?」
というと、
「うん」
だって(笑)
それって、もう自分がやったって認めてるようなものだろ。
私と妻は笑いをこらえて時間が経つのを待つことにした。
2,3分経って、「○○ちゃん(自分の名前)がやったー」
と言ってきた。
子どもは自分でも感情のコントロールができないときがあるのだろう。
幼稚園では園児がその気になるまで待つということを
推奨して指導している。
それは、たぶんこういうことなのだなとわかった。
自分にも覚えがあるような気がする。
その場では自分でもひっこみがつかなくなって意地を張ってしまうのだが、
自分でも悪いということはわかっているのだ。
もちろん、家事が忙しい母親は待っている時間はないだろう。
でも、できるだけ自分の気持ちを整理する時間ぐらいは
待ってあげられるように接していきたいものだと思った。