テレビに飽きたら

年齢を重ねるというのはこういうことなのだと
ふと思うことがある。
テレビ番組を見ていると、子どものころは楽しめて
いた番組が、最近はおもしろくないのだ。
ものまね番組とか、芸能人が食事するだけの番組とか、
芸人がわいわい騒ぐだけの番組だ。
こういうのをちらっと見ると、だいたい悪態をついて
チャンネルを変える。
だから最近は料理研究家のおばちゃん(おばあちゃんに近い)が
料理するだけの番組とか、大家族ものとか、ドキュメントものなど、
一般人が登場するものをよく見ている。
そういう自分も昔はこういった番組を見ている大人を見て
「このおもしろさがわかんないんだから〜」と思っていた。
考えてみれば、私ぐらいの年齢(36歳)の既婚男性が
もっとも自由に使えるお金が少ないのではないかな。
給料は減っているし、子どもの養育にお金がかかる。
住宅ローンを抱える人もいよう。
そんな金を使わない人が見る番組をつくったって、
スポンサーは儲からないのだ。
テレビ局にはハナから相手にされていないのだ。
いいもん。ワシは別に楽しみを持ってるから。
本と映画、音楽にスポーツ。それだけあればいいもんね。
本はタイムマシンであり、どこでもドアであり、
翻訳こんにゃくである。
テレビ番組がつまらなくなったら、ぜひ本を読んでください。