『「学力」の経済学』

ここのところ、なんとかの経済学という本がよく売れている。
今回は『「学力」の経済学』という本を手にとってみた。
この本は、教育にもエビデンスをということで、
世界中で行なわれた教育に関する研究結果を分析したことを
わかりやすく紹介してくれている本である。
子どもに勉強することで報酬を与えてよいかとか、
テレビゲームはどれくらいやらせていいのか
といった、小中学生の子をもつ親なら誰でも気になることについて、
研究結果がどのようなものであるかがわかる。
私が常に考えている教育の在り方と概ね一致する内容で、
自分の考えに自信をもたせてもらった。
私は子どもには報酬を与える派だ。
いまはまだ「ゲームをやらせてあげる」とか、
「おやつやジュースがご褒美」といった程度で、
今後それがお金になるかはまた考えどころだ。
あと、テレビゲームも時間が守れるならやってもよいという考え。
この本では、「報酬は与えてもいいが、テストの結果ではなく、
努力の過程に対して与えるのがよい」とか、
「ゲームは1時間程度なら、それほど気にする必要はない」
といった結論が導き出されている。
これらのことについて自分なりに納得したい人は
本書を手に取ることをおすすめする。