おかしな例文

今、敬語についての本の原稿をつくっているのだが、
ある資料本にこんな例文がある。


(不潔な人などを見て)
(悪い例)あのオヤジ、キモいですよね
(良い例)あの人、気持が悪いですね
(解説)何かにつけてキモいを連発しないように


しかもご丁寧に「キモい」は「気持ち悪い」に!
と注釈があった。
こういう例文っておかしなのがたまにある。
人に対して、「気持ち悪い」はないだろう。
こんなこと言うやつは敬語というか、人間としてダメだろう。
それが社外の人でも社内の人でも、たとえ同期の間でもダメでしょう。
どうしてもその類の話がしたかったら、旧知の友人にだけにすべし。
「キモい」をどうしても使いたかったら、
「私は魚のワタはキモいので嫌いです」
とかにしたらどうかな。
魚には気を使わなくていいからね。
しかも「ワタ」と「肝」がかかってて
笑いもとれるかもしれない。
んなわけないか。