「○○自慢」量産中

ガンマGTP
尿酸値
血糖値
etc


36歳にもなると周りからこんな単語が聞こえてくる。
「え、いくつ?」
「やばいね」
なんていう会話を聞いても何のことだかわらかない。
もうそういう年になったんだなあと思う。
病気自慢というのがあるくらいなので、
私が「どこも悪いところがない」というのは自慢にならないだろう。
「病気自慢」って何なのでしょうね。
「俺は不摂生をしてる。破天荒な生き方してる」
ということが言いたいんでしょうか。
受け取り方の問題なので、私は素直に
「そりゃ大変だね」ということにしている。
この他にも東京には、
「寝てない自慢」
「食べてない自慢」
「テレビ見る暇もない自慢」
がある。これは忙しいことのアピール。
さっきの病気自慢に加え、
「貧乏自慢」
「モテない自慢」
「苦労自慢」
もある。これは不幸自慢の一種。
あと、最近は「彼女(彼氏)とうまくいってない自慢」
もあるのだそうだ。
「彼女、彼氏がいるだけ勝ち組」であるらしい。
東京ではだいたいのことが自慢になる。
聞かないのは、「失業自慢」と「無職自慢」ぐらいか。
東京ではこの自慢の類の話がよくあって、
見栄っ張りでプライドが高いから、相手の話もそのように
受け取りがちなのだ。
昔は「勉強してない自慢」というのがあって、
勉強してないのにいい点を取る人のやっかみで言っていた。
だから、いい人生を送っている人にはなんらかのやっかみがある。
でも、今はその人がどういう人生を送っているかに関わらず
「○○自慢」が量産されるようになった。
昔はみんな横並びだったのだけど、生活レベルなどいろいろ差が
つきはじめて、周りのことが気になる人が多くなったのかなと思う。
人の話が全部自慢に聞こえたら、自分の精神状態を疑ったほうが
いいかもしれない。