僭越ながら、奥さんたちへのアドバイス

夫が定年になって妻が不満をもつのは2つあるそうだ。
「家事をしない」
「家にばかりいる」
これは定年前の過ごし方が影響していると思う。


新婚のころ、奥さんはがんばって家事をやろうと
決意することと思う。
なまじ夫に掃除なんかやられると、
プレッシャーに感じてしまうこともあるだろう。
自分なりの家事のやり方、ペースを乱されたくない気持ちもあろう。
でもそんなに気張らずに、夫にも徐々にやらせる方向にもっていった
ほうがよいと思う。
定年になったときに「家事のひとつもできないダメ亭主」
との評価を下さなければならなくなる。
定年になっていきなりやれというのはムリなのだ。
夫に家事をやらせる秘訣は、「褒める、感謝する」のふたつ。
そうやって夫をうまくコントロールすればいい。
夫のためでなく、自分のために「褒める、感謝する」をやるのだ。
そうすれば、男は単純だからがんばってやるようになる。
私自身、うまくコントロールされたいとも思う。
(逆に、私自身も細君にやってほしいことについて褒めている。
そう、自分のために(笑))


「家にばかりいる」夫は、仕事を辞めたことで社会とのつながりが
切れてしまっている人だ。
男は地域であまり人間関係をつくろうとしないので、
仕事を辞めると一気に人間関係が狭くなり、外出しなくなる。
これも現役時代に、仕事以外の人間関係をつくっておくしかない。
地域の集まりに参加するとか、学生時代の友人と飲みに行くとかだ。
私の友人にも「同期の集まりに顔を出したいけど、
嫁さんが許してくれない」というのを言う人がいる。
これがずっと続くと、人間関係が途切れ、仕事を辞めると
出歩かない人になってしまう。
定年後、家にばかりいる夫たちは、たぶん一心不乱に一生懸命に
仕事に打ち込んでいた人なのだろうと思う。
なので、夫には家事をさせ、たまに外に出させるのが一番です。


以上、僭越ではありますが、世の奥さんたちに
ささやかなアドバイスをしてみました。
「わかっとらんな」のお叱りはごもっともとは思いますが、
まあ、気楽に読み流していただければ幸いです。