褒めるより、感嘆、称賛、感謝

今年、アドラーの本を何冊か読んだ。
彼は、人を褒めることを否定している。
子どもであっても対等な人間同士の関係が前提というのが、
アドラーの基本的な考え方で、
褒めるのは上から下への評価だからだというのだ。
でも、子どもは時に褒めたほうがいいと思う。
子どもを褒めるのは、感嘆、称賛、感謝であればいい。
テストで100点取ったら「すごいね!」、
人にやさしくできたら「さすがだね!」、
手伝いができたら「助かったよ、ありがとう」
これも褒めるといえば褒めることだ。
上から下への評価になるか、それは言い方ひとつである。
考え方として上司にも通じる言い方がどうか。
「すごいですね」「さすがですね」
「助かりました、ありがとうございます」
これらは上司にも言うだろう。
そうやって褒められた子どもは自信をもって
日々を堂々と生きられるはずだ。