地球が静止する日

キアヌ・リーブス主演なんだけど、こないだ見た「ノウイング」に
似ている話でなんだかシラけてしまった。
だってまた宇宙モノなんだもの。
宇宙人っていると思うけど、今わかっている科学の範囲で考えると、
地球人とは会えないと思う。ある有名な物理学者はこういう。
「アフリカの国にも日本にもアリはいるが、
そのアリ同士は決して会うことはできない」


この映画では宇宙人がやってきて、「人類の手から地球を救うため、
人類を滅亡させる」っていうわけです。
環境問題に喧しい今ならではの映画だなと思ったら、
この映画はリメイクらしい。
もとの映画は1951年作。原作の小説はそれよりもっと前のこと。
そんな昔から人類が地球を破滅させるという考え方があったのだなあ。
ぼくからしたら、人間ごときの影響で地球の環境(地球のシステム)が
変えられるとは思えないのだけどなあ。
もちろん、局地的には影響が出るので、
いまある環境を破壊しないほうがいいのだけどね。


映画はよくあるように、宇宙人が何でもあり的な、ご都合主義的な
「超能力」を使って、いいように話を運び、ある程度、感動的な
感じで話が終わるようになっている。
キアヌ・リーブスが好きな人は見ててたのしいかもしれないけど、
それ以外はこれといって何もない映画でした。