はじまった「これナーニ?」

ヘレン・ケラーを描いた映画「奇跡の人」で、
物には名前があるのだということを気づかせる場面があった。
目が見えず、耳が聞こえなかった彼女は、
ものに名前があることすら知らなかった。
でも、ものに名前があることを知って彼女は感動する。
それくらいものには名前があると気づくのは感動なのかもしれない。
最近、10月30日で2歳になる娘は、ものの名前に興味が
出てきたらしく、「これナーニ?」を繰り返すようになった。
親を困らせる質問の最たるものだ。
どんぐりを見て「これナーニ?」を繰り返す。
一度、教えてあげると、「どん、どん〜」と喜んでいる。
「ぐり」はまだ言えないらしい。
しばらくするとまた「これナーニ?」とやる。
これを何度も繰り返す。
覚える気がないのか、単に会話がたのしいだけなのか。
ともかく、こういう問いかけには極力答えてあげたいと思う。
今はできるようになったり、知ったことの一つひとつが
すべてたのしい時期なのだろうと思う。
本人には知る感動をもっともっと広げていってほしいと思う。