いたずら盛り

いま11か月の娘はいたずらの全盛期です。
うちには何百冊かの本と、何十枚かのDVDがあるのですが、
それを毎日散らかしてくれるのです。
家中の棚という棚の、書類という書類を出してまわり、
家中の引き出しという引き出しからものを出し、
手の届くものすべてを確認しようとしています。
目で見て、触って、なめて確認します。
これが何かを全部確認しなければ気がすまないのです。
しかも1日起きている時間が9時間ぐらいでしょうが、
その間、止まっている時間が30秒ぐらいしかないはずです。
絶えず何かを目で追い、物に触り、目標に向かってハイハイします。
止まったら死ぬ、とでも思っているかのようです。
最初はかわいいなあーと思っていたのですが、
最近はほとほと疲れてきました。
こちらが疲れ果てて目をつぶろうとすると、
おもむろにやってきて、髪をひっぱり、まぶたを握りつぶそうとします。
彼女なりの「遊んでー」のサインなのでしょう。
親として誰もが通る道とはいえ、たのしいことばかりでないのが
子どもと一緒に生きるということなのでしょう。
それもこれも彼女の好奇心のなせる技なのでしょうが、
私たちはこの無尽蔵の好奇心をどこにおいてきてしまったのでしょう。
自分は好奇心の強いほうだと思っていましたが、
彼女には負けました。完敗です。