森林インストラクターに挑戦! その2

(3月5日「森林インストラクターに挑戦! その1」のつづき)
もともと岡山の山の中で育ったこともあって、東京に来てからも
山の中を散歩するのが好きで、奥多摩八ヶ岳によく行っています。
でも、自然環境のすばらしさに本当の意味で気づいたのは、
あるテレビ番組を見てからでした。


それはNHKで放送された、花の受粉とハチの生態に関するものでした。
ある花はハチによって受粉するようになっていました。
ハチが蜜を求めて花弁の中に入ってきたとき、花弁の中には液体が
満たされていて、ハチはすべってその中に落ちてしまいます。
ハチのハネはぬれてしまい、花弁から外に出るには小さな穴から
這い出ないといけません。その穴から抜け出るときに花粉がハチの
背中につくようにしたのです。
でも、ハチが花弁の中に入ったとき、下手をするとハマってしまい、
ハチがそこから出られなくなってしまいます。
そこで、花のほうは考えました。
なんと、ハチが外に出るための踏み台を自分の中につくったのです。
ハチはこの踏み台のおかげで、花弁のなかにハマらず、
外に出ることができます。
花のほうで長い時間をかけて進化したわけです。
これで、ハチは蜜を吸うことができ、花は受粉ができるように
なったわけです。いってみれば、ウィン・ウィンの関係です。
どちらにも利益があるようなシステムです。
彼らは自分たちが繁栄するための合理的なシステムをつくっているのです。
他者と協力しながら、共存する方法を模索しながら、進化しているのです。
それにひきかえ人間ときたら・・・なんていいません。
ただ、彼らの生き方から、人間が学ぶことは多いと思うのです。


生物(動物・植物)の生き方と、それが生み出す自然環境という
地球の偉大な生命システムに従って生きていくほうが、
人間として自然な生き方なのではないでしょうか。


森林インストラクターとして学ぶことで、
人間の生き方に応用できることがあるはずです。
たとえば、孤独やいじめ、老いに関することも
生命システムの観点から、問題解決できるかもしれません。
そういうことが理論立てて言えれば、メディアで発信する機会も
増えるでしょう。それによって収入もアップするかもしれません。
自分の問題意識と生き方、社会に貢献することと、収入の問題など、
自分の中で点として存在していたものが、線になったという気がします。


森林インストラクター試験は今年9月です。
それまでこのブログで、内容の整理のために経過報告したいと思います。
(おわり)