森林インストラクターとして学ぶ理由の3つ目は、
最終的にはこれをネタにした知恵を発信して稼ぎたい
という願いがあります。
いま森林インストラクターだけの収入で生活している人は
ほんの一握りと言われています。
カルチャースクールなどの情報を見ていると、
6回で1万5000円ぐらいで「自然見学会」みたいなのが
開催されていたりします。
こういうスクールをやるのも手だし、勉強会の講師とか、
書籍を書いたり、講演をやったりして収入とする道があります。
いまのライターとしての技術を生かして、
自分の名前で書けるテーマとして、
「森林と生態系から人間の生き方を考える」
を掲げていこうと考えています。
もっと自然と調和して生きる方法はないか、
自然から学び、「共生と競争」のバランスをどうとるか、
人間は自然をどのように利用すべきか、環境問題にどう取り組むか、
といった幅広いことを包括したいと思います。
これが最終的に、
もっとも自分を生かせる方法である
と今のところ結論付けています。
自分を生かすとはどういうことかというと、
人や社会や自然環境がよくなるように貢献するということです。
私は人や社会や自然環境から多くの恩恵を、有形無形、有償無償に
関わらず受けてきました。
受け取ってきたものはお返ししたいのが人情です。
その恩返しを最大にする方法をずっと考えてきましたが、
それをいまはこう考えているというわけです。
壮大な目標ですが、それだからこそやりがいもあるというものです。