学ぶ理由

森林インストラクター試験を終えて、
今一度、なぜこの分野を勉強するのか、考えを整理しています。


ひとつには、
「自然の生態系システムが人間の生き方に応用できるのではないか」
という問題意識があります。
それは「共生と競争」のシステムです。
生態系はこの共生と競争の原理が非常にうまくミックスされています。
日本は「世界一成功した社会主義国家」といわれるくらい、
高度成長期に共生と競争の原理を
うまくミックスして経済大国になりました。
それは「規制強化と規制緩和」によるものでした。
つまり、規制を強化すれば共生だし
規制を緩和すれば競争になったのでした。
これがうまくいっておらず、競争を重視しすぎたのが
小泉改革」でした。
これを軌道修正したいのだが、どうやっていいのか
わからないのが今の日本です。
というふうに考えれば、これから必要なのは、
「共生と競争」のシステムのバランスです。
いわば、ポスト資本主義ですね。
自然界の法則を人間社会に生かす
これが、私が森林インストラクターの勉強をしたいと考えた
ひとつの理由です。
(このテーマは数回に分けて書きます)