80年代にもどったプロ野球

球春到来!
ってことで、各地でプロ野球オープン戦が真っ盛りです。
今のプロ野球を見ていると、80年代に戻ったなという印象です。
それは、いい意味で、です。
西武ライオンズが80年代後半に黄金期を築いたときは、
いまでいう、緻密なスモールベースボールでした。
スモールベースボールはもともと日本が得意とした野球でした)
バントで確実に二塁に送り、クリーンアップが返す。
ランナーが三塁にいれば、犠牲フライで点を入れるような野球です。
でも、それは西武の日本シリーズ三連覇あたりから、
かげりがでてきました。
「勝ってもおもろない野球」として、否定されました。
そして、90年代のジャイアンツが象徴的なように、
バカスカ打って勝つという、大味な野球が流行りました。
そして、今になって日本ハムや中日という、大きな球場で
機動力と緻密さを売りにするチームが強くなってきました。
80年代後半と今の時代に共通するのは、好景気の時代だということ。
景気が悪くなると、景気のいい「大味野球」を人々は求めるのでしょう。
今年はどうなるのか、たのしみです。