準硬式野球とは②

私が大学で準硬式野球をはじめたのは、90年代後半。
硬式野球部はセレクションの選手で占められており、
一般学生はほとんど入部の道がないと言われていました。
練習時間が午後いっぱい行われるので、それに配慮された学部、学科でないと
単位が取れないからという理由もあったように思います。
入ってみると、とてもレベルは高いと思いました。
私が在籍したチームには、こんな選手たちがいました。
「強豪校で補欠だった選手」
「中堅校で主力だった選手」
「中堅校で補欠だった選手」
「弱小校で主力だった選手」
「弱小校で補欠だった選手」
私はこの5番目のカテゴリーでした。
各学年6〜10人前後の部員がいて、私の同期は全員で9人でした。
当時、全体で30人前後で2軍はありません。
活躍したのは、「中堅校で主力だった選手」です。
強豪校で補欠だった選手は、試合に出ていないので、
試合経験が少ないからでしょう。
甲子園に出るようなところだと、高校3年間の多くを
球拾いで過ごすようですからね。
他大学では甲子園経験者をセレクションで集めて強化している
チームもありましたが、それもほんの数校です。
ほとんどは野球が好きで純粋に集まった選手が、
遊びたい盛りの大学生活を部活とバイトに費やすのです。