人気の「きのこ図鑑」

うちに細君の妊婦時代の仲間が遊びに来た。
平日だからお母さんと子どもたちだけの時間だ。
そういうのはどんどんうちでやってもらいたい。
そこに来た20代後半のお母さん。
聞けば、私の書棚に興味を示したというではないか。
あまり本に興味を示されることはない。
それだけみな本を読んでいないのだからしかたがない。
どんな本に興味を持ったのか妻に聞いてみた。
そしたら、


「きのこ図鑑」だって。


本棚には自分がつくった本も置いてある。
それには目もくれず、きのこ図鑑っスか……。
(なぜ「きのこ図鑑」をもっているのかはこちらをお読みください)
こないだは、別の人から「会社のサイト見たよ。ビミョウな本を
つくってるね」と言われた。
私たちがつくっている本は世間ズレしている可能性がある!
それはさておき、なぜに彼女は「きのこ図鑑」だったのか。
理由は、


「きのこが好きだから」とか。


そうか、それならしかたないっス。
興味をもってもらえない本をつくっている自分が悪いっス。
これからはもっとがんばるっス。
彼女がスーパーマリオのしすぎなのかもしれないが、
私はほんのちょっとだけへこんだ。
はったりで文豪の本も置いておいたし、頭が良さそうな本が
ずらっとあったんだけど、あまり意味はなかったようだ。
ちなみに、きのこの中でも特に彼女が好きなのは、
「タマゴダケ」なんだってさ。