寿司屋の大将の威勢がいい理由

前からなんでかなと思っていたことがありました。
たまに上司に連れられてカウンターのお寿司を食べることがあります。
そういう寿司屋に限って、大将がめっちゃ元気なんですよね。
最初は「もともとああいう人だから寿司屋を始めたんだな」と
思っていたのですが、そうでないことに気づきました。
当たり前なんですが、客はネタの活きの良さを求めてやってくる
のですから、元気がない寿司屋は怖くて繁盛しないからです。
どんよりしている寿司屋は腹を壊しそうです。
こんな当たり前のことに今さら気づくなんて、自分でも笑える。
それって、魚屋も八百屋もそういうことだったのですね。
確かにディズニーランドのキャストはたのしそうです。
客はたのしさを求めているのに、嫌々働いている人がいたら興ざめですよ。
そういえば逆に、元気さを必要としないところもありますね。
妻が薬局に事務として勤めていたとき、「ハキハキと元気なのはいいけど、
病気の人が来るところだから、もっとやさしく言ってあげて」
と言われたのだそうです。
病気の人は弱気になりますから、元気さよりもやさしさを求めている
ということなのです。なるほどなあと思いました。
逆に葬儀屋に「へい、らっしゃい!」と言われたら、
もう二度と頼みたくなくなるでしょう(笑)
お客さんが何を求めているかを考えることが大事ですね。
翻って、自分のライターという仕事でお客さんが求めていることって
何でしょうか?
やっぱり、「たのしさ」と「元気になる」ということだと思います。
そしたら、自分もたのしく、元気な状態で仕事しなければなりませんね。
いまさらですが、そんなことに気づけてよかったです。