記憶は朝に蘇る

頭ン中はいったいどうなっているんだ!?
と思うようなことがたまにある。
先週の日曜、散歩がてら近所を散策したあと、
スタミナ丼を食べさせる店で昼食をとった。
その店では有線放送が流れていて、女性歌手の歌が流れていた。
♪花のいのちは短い〜♪
という歌詞の、ちょっと80年代を思わせる曲だった。
その印象的な歌声とメロディが頭に残って離れない。
店を出てからもしばらく鼻歌として口から出てくる。
で、なんやかんやで電気店など回って数時間たった。
そこでもう一度その歌を歌おうとすると、
もうあの印象的なメロディが出てこないのである!
さっきあれだけ歌っていたのにもうこのザマなのである!
残念に思っていて数日たった。
そんなある日、朝起きたら急に
「花の命は短い〜」というフレーズとともに
メロディもすんなりと出てきたのである!
なぜ数日たった朝に記憶が蘇るのか。
どうやら脳の中では眠っている間に記憶の整理が
なされるらしい。だから、勉強で煮詰まったり、混乱したら
眠ってしまい、夜の脳整理力を活用するのがいいのだという。
そして、それからさらに数日たったいまでも
あのフレーズを忘れることはない。
記憶というのは、森に小道を切り開くのに似ている。
一度通るときに下草を刈り取っておく。
そして何度も何度もそこを通っているうちに自然と道ができて
下草を刈り取る必要がなくなる。
その道ができた状態が記憶の定着した状態だということだ。
ところで、「花のいのちは短い〜」の歌詞は、誰のなんという曲なのか
知らないので知っている人がいたら教えてくださいませ。