イラっときた出来事

人にはそれぞれこういうことに喜びを感じるというのがあるでしょう。
カツ丼にソースをかけるときが至福のときだ、とか、
筋肉痛になるとなんだかうれしい、とか。
私の場合、「ボールペンを使い切る」がそれに当たります。
職業がら赤字を入れるので、赤のボールペンをよく使います。
私が長らくあたためてきた赤のボールペンが
残り少なくなってきていたんです。
「そろそろなくなるなー♪」とウキウキしておりました。
しかし、ある日、そのボールペンがなくなっていました。
どこにいったのかな〜
本にはさんでしまったのかなあ〜
と探すものの出てこない。
しかたなく別の新しい赤ボールペンを使っていました。
そして、先日、別の作業机で仕事をしていた上司が
「わっ、赤が切れた。ちょっと赤かして」と言って、
私の机からその新しい赤ボールペンを奪っていきました。
上司はカラになった赤ボールペンをゴミ箱にポーンと投げ捨てました。
「そこは燃えるごみを入れるところなんですけど」と
思いながら、ゴミ箱からカラになったボールペンを拾いあげました。
すると、驚愕の事実に遭遇したのです。
「俺が育ててた、赤ボールペンじゃねーかッ!!!」
キイィィィ〜〜
あなたが取ってったのね。
ボールペンを使い切る快感を横取りされてしまったのです。
結局、貸した新しい赤ボールペンも返してくれなかったので、
「もういいですかッ?(怒)」と言って返してもらった。
人の机から持って行ったら、最低限その人に返却しなくてはいけません。
ホント、いつもこうだよ。
先日も別のおじさんに修正ペンを貸したら、こっちから言うまで
返してくれませんでした。
こういうことだから、何か文房具がなくなったら、
いつもおじさんたちを疑うことにしております。
シャーペンとかがなくなると、必ずおじさんたちの机を調べます。
たいてい彼らの机の上に置いてあります。
「おじさんを見たら、盗人と思え」であります。
たまに間違えて疑うのですが、気にしません。
疑われるようなことを日々積み重ねている彼らが悪いのであります。
事務所で使っているものは共有物という意識があるのかもしれませんが、
なかったらこっちが困る場合もあるんです。
今度から私がいないときは、机にモノを置かないように
してやろうと思います。
この抗争にケリをつけなければなりません。