あるおばあさんのお金の使い方

大学の先輩がブログに書いていた話が印象に残ったので、
受け売りで書いてみます。(彼も本からの引用のようですが)
78歳で亡くなったあるおばあさんの話です。
おばあさんが住む村に3000人が住んでいました。
おばあさんが亡くなったとき、1500人が参列したという。
村長が死んでも700〜800人だったというのに、
これはいったいどうしたことかと、新聞社の記者さんが取材しました。
おばあさんは55歳まで小学校の先生をしていました。
そのあとは地域の民生委員のようなことをやっていましたが、
ほかにはボランティアをするとか、特別なことは一切やっていなかった
ということでした。
そこで、記者さんは村民一人ひとりを丹念に取材していったそうです。
わかったのは、そのおばあさんは自分の教え子がやっているお店でしか
ものを買わなかったということです。
特別なことはただそれだけだったというのです。
大型スーパーができても、彼女だけは2,3割も価格の高い教え子の
店でしか買い物をしなかった。それを死ぬまで続けたのです。
本の中ではこう締めくくっています。
「お金の使い方というのは、ただ自分にとって安ければいい
というものではない。人に喜ばれるように使わなければなりません」
葬式に1500人集まってもらうより、自分が安楽に暮らしたほうが
いいと考えるのが、今の世の中かもしれません。
このおばあさんはお金持ちではなかったでしょう。
お金持ちでもする人はするし、しない人はしない。
貧乏でもする人はするし、しない人はしない。
「お金があったらそうする」と言う人は、
お金があっても絶対しない人です。
する人は、いつでもそうします。
お金の使い方について考えさせられる話です。