遊びと仕事の境界がなくなる

これからは遊びと仕事の境界がなくなっていく
のだと思う。
もはやゲームで生計を立てている人がけっこういる。
「ゲームで食ってくなんてねえ」
なんて良識のある大人は眉をひそめるのだが、
考えてみれば、スキーやダイビングのインストラクターだって
遊びを仕事にしているんだよね。
遊びが高じて仕事になっちゃった人と言うのは結構いるが、
仕事を遊びにしている人は少ない。
これからは仕事をどうやって遊びにするか。
それをやった人が幸福になれるんだと思う。
仕事を遊びにするには、金銭のやり取りと締め切りをなくせばいい。
金銭のやり取りをなくすことはできないが、
意識しないようにすることはできるだろう。
締め切りもなくすことはできないが、これも意識しないでやることは
できるだろう。
お金と時間の制約をとっぱらえば、
仕事はやらなくてもいいものになり、遊びになる。
ここでもう一度、マーク・トゥエインが「トム・ソーヤーの冒険
の中で語った一説を再録しよう。


「イギリスには多くのお金を費やして4頭立ての馬車で
何マイルも移動する金持ちがいるが、それは金持ちの特権として
やっているのであって、これがお金をもらって
やらなければならないものになれば、人は即刻こんなことは
しなくなるだろう」