結婚にまつわるネガティブ話題として、
まず一番大きいのは経済面。
「結婚するとこんなにお金がかかる」という類の話ですね。
これはだいたい投資とか、副業の話とかとつながっていたりする。
こんなご時世で「結婚してもお金は大丈夫」という記事を書くと、
書いた人がアホに見える。
なので、「結婚したらお金が大変ですよ」という話になる。
子どもも教育費はこれだけかかるし、老後は2000万円必要だと。
そうなると、自分がやりたいことができなくなる、
趣味にお金も使えない、ファッションにもお金をかけられない
と思ってしまう。
そして、重大な問題としてあるのが、これらの記事を書く人が
だいたい東京の人であるという点だ。
23区内に住んでいるような人は、イヤでも小学4年生ぐらいの子を
もつと、受験の話を聞かされるようになる。
お金がどれだけかかるかという話も考えざるをえない。
住んでいるタワマンの階数を理由に子どもがいじめられる
という記事を読むと、金がないと子どもが不憫と思ってしまう。
大新聞の記者などはその典型で、かなり収入の高い層の話をしている
のだが、読む人はそんなことには気づかない。
実際は高校まで公立に通わせるならそれほどお金はかからないはずだ。
記事を書く人が、タワマンに住み、車を数年に一度乗り換え、
子どもを私立に通わせるという前提に立つと、
「経済的に相当厳しい」という話になるだけなのだ。