映画ファンでなくても、よく知られた映画ですね。
なにしろ、スピルバーグの監督デビュー作なのですから。
彼はこのテレビ版映画（日本では劇場公開）で成功をおさめ、
名監督への出世街道をのぼっていきます。
映画のストーリーとしては、とてもシンプル。
主人公が妻のもとへ急いで車で帰る道すがら、一台のトラックを
追い抜いたのが運のつき。主人公はトラックに追いかけられる
ことになります。
カット割とか、心理描写など、巧みなところはたくさんあるのですが、
見て感じるのは、「アメリカはやっぱ広い！」ということ。
「アメリカの荒野を走る長い長い一本道」という背景がなかったら、
この映画はありえなかった。
そして時代がなしえた技でもあった。
いまなら携帯電話で通報すれば一発で解決だし、車がなかなか故障
しなくなっている。山道ぐらいで煙を吐いたりしない。
そんなわけで、久しぶりにじっくり見たのだが、
やっぱりおもしろい映画でした。
