ロケットを飛ばすお祭がある
と聞いて、ほとんどの人は「ペットボトルロケット」を思い出す。
そんなものを飛ばして何のお祭になるんだい?
とたいがい思う。
いやいや、そんなもんじゃないんです。
人が抱きついても腕を回せないほどの大きさの松の木をくり抜いて
火薬を詰め、竹を連ねて柄をつくって飛ばす。
迫力満点のお祭なのである。
詳しくは「吉田町 龍勢祭」で検索してみてください。
いつもお世話になっている方から最初に誘われたのは4年前だった。
そして、今年が3回目。
私と私の相方、私の友人ふたりの4人が朝6時半に出発した。
着いたのは9時過ぎ。駐車場に止めるとさっそく1発目が飛んだ。
他の部隊と合流したのが9時半ごろ。
総勢10名で祭りは始まったのでした。
花より団子とはよく言ったもので、途中から「ロケットより酒」に
なっていきました。
なんたって、朝から酒飲めるのがいいんだもんね
というわけで、ロケットを見に来たのか酒を飲みにきたのか
わからなくなるという状況を呈していった。
もちろん、私は運転手なのでお茶なのだが……。
ともあれ、今回はロケットの成功率が例年になく高く、
趣向もだんだん派手になっていくようでした。
近くの椋神社にロケットを奉納し、五穀豊穣を願おうというのが
祭りの主旨。その意味では祭りの本来の役目をちゃんと果たしている。
見ているよりロケットをつくったほうがもっとたのしいのだろうと
想像してみる。
まあ、ロケットをつくるにしてもそっちの打ち上げより
事後の〝打ち上げ〟のほうがたのしいに違いない。