ひさびさ「新宿集合!」

いきなり大学野球部の同期からのメール。
「7月4日、新宿に集合。先輩から絶対参加とのこと!」
といった主旨。
これは行かねば! というので、さっそく向かう。
集まったのは3つ上の先輩2人、2つ上の先輩3人、同期1人で
ぼくを含めて7人が集まった。
そのうち卒業以来まったくやり取りがなかったのは
2人だけだったのですが、まあ笑った。おもしろかった!
学校の先輩、後輩というのは、社会的な利害関係がないから
当時の上下関係のままの雰囲気が再生される。
話題は、それぞれの同期の人たちの消息、当時の人間関係にはじまり、
当時のエピソード、現在の仕事の様子、今後仕事をどうするか、
結婚は? 子どもは? といったように種々に展開した。
「変わらないね」と先輩たちは言ってくださるのだが、
さまざまな面で自分は変わったと思う。
大学時代は不満と焦燥と、劣等感は少なくなったものの、
鬱積し、流れ出ていく場所のない澱のようなものが滞っていた。
今の仕事をはじめて、鬱積したものが少しは溶解して
流れ出ていったように思う。
一方、先輩たちは表面だけを見れば順風満帆でも、
悩み、疲れを抱えているに違いなかったし、それゆえに
グチを言いたいところをぐっとこらえているようにも見えた。
それぞれの人生を、それぞれのやり方で歩んでいるのを
知ることが大切だ。そうすることで、自分を振り返ることができる。
「あれから俺は何か変わったか」
ただグチを言い合い、傷をなめあうような関係ではなく、
誰かがしんどいときには誰ともなく声を掛け合って集まるような
人間関係が、このしんどい世の中を渡るには必要だ。
昔を振り返る感傷的な思い出話は遠慮したいけれど、
また次の機会も先の話をしたいものですね。