美浜で原発についてほんの少しだけ考える

こないだのGWで初めて福井に行ったのですがね、
福井に一泊し、その後、神戸に行こうとしたんです。
すると、高速道路は福井から西は敦賀までしか通っておらず、
そこから西に行くには一般道を走るか、北陸道を南下しなければ
ならないわけです。
で、私は敦賀から一般道を走って美浜方面に行くことにしました。
美浜は言わずとしれた美浜原発のあるところですね。
この美浜という土地、すんごいきれいな山の景色なんですよ!
「なんでまたこんなきれいなとこに原発をつくったのか」
というのはその土地に住まない人(私です)の勝手な意見ですけど、
そういう感想が出てくるぐらいきれいなところなんです。
「本当に原発は必要なのか」という議論は複雑を極めます。
火力発電は二酸化炭素の排出量が多いから、原発地球温暖化
貢献するという説もあるらしいのですが、原発も同じ程度、二酸化炭素
を排出するらしいです。
また、地球温暖化二酸化炭素によるものかどうかは、まだ科学者の
間でも意見が分かれるところなのだそうです。
また、日本中の自動販売機が撤去されたら、原発が一個必要なくなる
という話を聞いたことがあります(本当かなあ)。
環境問題には、単に原発は危険だからとか、木を切るなということでは
すまされない経済問題が確かに存在します。
自動販売機が全部撤去されたら、多くの飲料メーカーやJTなどが困る。
ヒステリックに「景観を壊すな。自然を守れ」と言っても
絶対に問題は解決しないんです。
もう古代の生活様式には立ち返れない以上、現在の経済活動の継続と
地球環境の保全にどう折り合いをつけるのか。
まだまだ考えはまとまりませんが、そういうのをちょっとでも
考えられただけで有益な出来事でした。
ともあれ、美浜があまりにきれいだったので、
今度は一泊してみたいなあと思ったのでした。